Activity活動報告
使用済み燃料について武藤経産大臣と議論
昨夕は武藤経産大臣と質疑。使用済み燃料対策の課題について議論しました。率直に言って問題を解決しようという意志を武藤さんからは感じ取ることができませんでした。
世耕氏・梶山氏など歴代経産大臣とは原子力政策について様々な議論をしてきました。是非はともかくそれぞれお考えがあって、同じ立地地域選出の梶山氏には共創会議など新たな地元振興の協議体も新設いただくなど、一定の前進はありました。
しかし武藤大臣は官僚の書いた答弁書を棒読みするだけで、ご自分の考えを一切仰らない。しかもAの質問をしているのにCの答弁書を読み上げることもあり、何が課題なのか把握されているのかも確証が持てませんでした。
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以下は福井新聞の今朝記事です
⚫︎経産相「実効性ある」 衆院予算委 斉木氏質問に答弁 関電新工程表
武藤容治経済産業相は27日の衆院予算委員会分科会で、県内原発にたまる使用済み核燃料の県外搬出に向けた関西電力の新たなロードマップ(工程表)について「関電は実現に向けて強い意志を示しており、新たな工程表は実効性がある内容と考えている」と述べた。日本維新の会の斉木武志衆院議員(比例北陸信越)への答弁。
斉木氏は、使用済み核燃料の最終的な搬出先となる青森県六ケ所村の再処理工場がこれまで27回の完成延期を繰り返していると指摘し「(同工場が目標通り完成しなかった場合の)担保を何か示すべきだ。(新たな工程表が)実現できなければ、発電を止めるくらいのことを言ってもらわないと信用することができない」と迫った。
武藤氏は「再処理工場の進ちょくをきめ細かく管理し、責任を持って取り組んでいく」と述べた。また、国や電力事業者が出席する「使用済み燃料対策推進協議会」の実務者レベルの幹事会を年4回開き、工程表の進ちょくを確認するとした。
関電が県内3原発の敷地内で計画する使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の設置に関し、斉木氏が「米国や英国では(同施設が)実質的な最終処分地になっている」と懸念を示したのに対し、武藤氏は「最終処分地になることはない」と答えた。(吉川良治)
