斉木武志

Activity活動報告

税金を何に使う?

本日は杉本知事と質疑。
鯖江・武生駅の利用客減少と福井アリーナへの公費支出増加について取り上げました。
開業後3ヶ月が経ちましたが、鯖江駅の利用者は1日平均で4400人→4120人、武生駅の利用者は4300人→3960人となりました(JR・福井県調べ)。知事も認めた通り特急廃止の分減っている状況ですが、嶺南・大阪・名古屋とのビジネスを維持する意味でも、鯖江・武生⇄敦賀間の快速を日中時間帯も走らせて駅利用者数を維持すべきではないか問いました。知事・担当部長からは予算の制約を理由に色良い答弁がなかったため、私からは福井アリーナに支出する県費を振り向けたらどうかご提案しました。
福井アリーナに対する公費支出はここにきて急増しており、建設費の5割、運営費の4割を税金で負担した上、県が年間160日を買い取る計画も公表されました。私は財政出動で経済を刺激する手法に肯定的ですが、ここまで公費頼みの状況はいただけません。採算性への不安を事業者側が公言しているのと同じです。お隣りの鯖江市にあるサンドームは昨年6億円をかけて内部改装しましたが、毎年5000万円程度の赤字を県費で穴埋めしています。
まず既存店の黒字化を達成してから新型店を出す。お客を奪い合って赤字が膨らむような計画ではなく、福井県製造業を引っ張る鯖江・武生地域の鉄道利便性を確保して税収を上げる計画に予算を振り向けるべきではないか、ご提案しました。
知事部局は福井アリーナへの支出増を堅持していく考えを示しましたが、費用対効果、地域経済への波及効果を考えてどう優先順位をつけていくべきなのか。継続して提案していきます。